秋に咲く桜のNURSEのお仕事そして投資

秋に咲いた桜を見つけそこから始まった第二の人生、、楽しみます

生老病死

しょうびょうろうし

ひらがなで書くとそれほどでもないな。。

でも漢字だと辛い感じがしますね。。

生老病死

生まれること、老いること、病気になること、死ぬことの4つの苦のことをいいます

苦は苦しみとい意味でなく自分の思うようにならないことの意味で、生きている限り避けることのできない、この世の苦悩のことをいいます

 

以前、勤務していた勤務先で生老病死の勉強会をしていました

毎月教授が選んだ2~3冊の本を読みその本の内容についてディスカッションするというものでした

当時、苦悩でいっぱいだった私は全ての苦悩が四苦八苦で解決する。。

とすんなり心の中に入ってきました

 

akinisakusakura.jp

 欲をなくすととても楽になります

人間、全ての欲をなくすことが出来るのかはわかりませんが

死を見つめたことで生きることを知りました

 

死を選ぶという状態ではなく

死のうとして死ねるわけでなく

病み健康な心身ではない為に死の世界に吸い込まれてしまう。。

なので健康な人は簡単に死ねないんです(多分)

 

死にたいわけじゃないけれど死の世界に吸い込まれてしまう(私の経験では)

 

そう思いながら当時、私は私なりに必死でした

そして、長男が死を見つめた時がありました

親としてこれ以上の苦悩、壁はないと思いました

自分のことどころではなく子供のこの苦悩をどう考えるか

子供が死を選ぶという状態をどう考えるか

随分考え続けました

 

それまで多くの苦悩を抱えていた長男について

 

私は考えました

長男の人生は長男のもの

自分で背負うしかない

私が背負える人生ではない

必死に生きた結果、長男が選ぶものであれば

長男を尊重しよう

懸命に生きたのだから尊重してあげなきゃ。。とです

 

 

そして、死を考えるようになった私は緩和ケア病棟のある病院に転職しました

緩和ケア、、多くの方を看取ります

亡くなっていく方は人生の大きな壁を乗り越えようとされています

その人生最大の壁をご家族が見守ります

終末期の方のご家族の想い

どんな風に看取るかでご家族のその後の人生にも影響するのだと考えます

終末期はご本人のみならずご家族の大きな壁でもあります

 

浮気ばかりしていたある男性の奥様は

「もう家にはお金入れんで女遊びばっかり、、」

「罰があたったとたい」(苦笑)

そんなことを言われます

 

人は最期まで耳が聞こえるそうです

私はその患者様に

「奥様、怒ってますよ。〇〇さんはそれでも奥様がいいんですもんね。。」

と伝えます

奥様はペシッと患者様のほっぺを叩きます

 

人は生まれてきた以上、老いて病気になって死を迎えます

 

それは皆同じでそれを知り、その状態をどう考えるかで生きる上の考え方も変わってくると思います

何もない、、そんな人生なんてなくて

皆が苦悩の中で生きています

お金があろうとなかろうと

幸せはその苦悩の中でどう感じどう考えどう生きるか?

なのだと思います

 

苦悩の多い中で学んだことは

一喜一憂することなく生きること

それが消耗を防ぐ。。