21歳の時にある耳鼻科のドクターに出逢いました
そのドクターはアルバイトで勤務していた病院(系列病院3カ所)の理事長でした
70歳を超え絵画が趣味で隙間時間に絵画をされていました
素敵なドクターでした
そのドクターの診療に携わると考え方も含めた様々な発見があり
とても楽しかったことを思い出します
結論だけではなく考え方を教えて下さるので多くの納得が得られるのです
耳鼻科の夜間の救急医療を受けられる病院と言うのは
命に影響するような救急であれば大学病院への搬送になるのかもしれませんが
喉に魚の骨が刺さった等のような、苦痛は伴うけれど命に影響がない状態の場合、診療が出来る医療機関は殆どないのではないでしょうか
21歳の時に出会ったこのドクターの病院では耳鼻科のドクター(オンコール)がいました
なので夜間にも、喉に魚の骨が刺さった、耳が痛い、鼻出血などの診療をされていました
又、大学病院から癌の術後の患者さんが送られてきたり
耳鼻科の専門病院としてはかなり珍しい病院だったのではないかと思いますし
社会のニーズに沿った診療をされていたとも思います
この病院の寮に住みながらパートとして働いていた期間があるのですが
私はその期間中に扁桃肥大と鼻中隔湾曲症、肥厚性鼻炎の手術を受けました
扁桃腺の手術の適応とされているのは
・扁桃炎を頻回に反復する場合
・病巣感染といって扁桃腺が病巣となって腎炎、リウマチ熱など重大な病気を引き起こ
すと考えられる場合
病巣感染を起こしやすいのは溶連菌という菌です
細菌感染で溶連菌が検出されたりASO(溶連菌の身体に対する影響を見る検査)が高い場合に手術をした方が良いとされています
はっきり腎炎と診断されなくても尿の検査で血尿があったりタンパクが出ている場合にも手術が勧められます
私は1年に1回扁桃炎をおこすかどうか、、程度でしたが
血液検査でRA(リウマチ因子)というデータが高く出ていました
ASOは高くありませんでしたが
病巣感染からリウマチ熱を引き起こすことを考えると
ASOが高くなくてもRAの値が高いということは、、扁桃炎と関係があるかもしれないという事です
リウマチ熱、リウマチと言うのはRAの値、CRPという炎症反応が高く出るのが特徴でもありますが
CPRは高くありませんでした
リウマチは発症していないということ。。
この状態をどう捉えるか?
で治療方針が変わると思いますが
私は今後起こり得るリスクを感じて手術を受けました
このドクターを信頼していたからこその判断でした
そして、これに関連するのが鼻中隔湾曲と肥厚性鼻炎です
私は軽度ではありましたがアレルギー性鼻炎がありました
鼻の間にある軟骨(鼻中隔)が曲がっている上に
アレルギー性鼻炎で鼻の粘膜が腫れ鼻呼吸がしづらい状態になる事がありました
(鼻中隔は殆どの人が曲がっています)
呼吸がしづらく夜も苦しくなって睡眠が浅くなったり
頭が重くなったりしていました
口も開けて眠ったりするので扁桃に細菌がつきやすくなるんですね。。
扁桃炎も起こしやすい上に、集中力も低下しやすく頭がすっきりしないという状態になりやすいんです
この3つの手術を受けた私はそれからとても元気になりました
鼻がスッキリすれば世界は大きく変わります
日常的に症状を抱えていて解決を考えておられない方も多いと思います
肥厚性鼻炎の場合、根本となるアレルギーが影響するため反復することも多いですが
私はもう30年も健康に過ごせています
このドクターとの出逢いは人生最高の出逢いです