秋に咲く桜のNURSEのお仕事そして投資

秋に咲いた桜を見つけそこから始まった第二の人生、、楽しみます

家族の病気、、母の大腸がんは大きかった(ステージⅣ)

4年前に母が大腸がんの手術を受けました

以前から腹部の不快感を訴え、母はあるクリニックに通院していました

・お腹が張る

・便がスッキリ出ない

・便柱が細い

・お食事すると時々吐く

・夜、お腹が痛くて眠れない

こんな症状を訴え、かかりつけ医からは睡眠導入剤が処方されていました

不定愁訴だと思われていたのでしょうね。。

私がかかりつけ医ではない医療機関を受診するように伝えても

誰に遠慮しているのか医療機関を変えようとしませんでした

母の性格上の問題がありますね(苦笑)

ある時、私が夜勤明けでアルバイトの夜勤に入り帰宅すると

母が珍しくお布団の中にいました

いつも眠っていると治まるからと言いながら、、

でも顔を見ると顔面蒼白。。冷汗もありました

ショック直前でした

母は自分のかかりつけ医へ、、と言いましたが、この状態を思い込みで診療しているかかりつけ医の診療は望ましくないと考え

私は私のかかりつけ医へ連れて行きました

この私のかかりつけ医は診療の待ち時間が少ないです

診療のテンポが早く無駄がない。。(笑)

このかかりつけ医で腸閉塞の診断、そして救急搬送を伝えられました

私は直ぐに某大学病院を希望しました

母の症状から大腸がんが想定できたからです

しかも腸閉塞を起こすほどの大腸がんがどんなものかを考えたから。。

某大学病院を受診するとすぐに大腸がんであろうことを伝えられました

生検(細胞を調べる検査)をしなければ確定診断はつきませんが間違いなく、、という程の病状でした

私に心配かけまいと見せない姿。。

親として子供に心配かけたくないと思う気持ちはわからないではないですが呆れました(笑)

そして大腸がんである事を母に伝えることはかなりハードルが高かった。。

母は老いを認めたくない、又、老いを悲観するようなタイプの人間で自分に限って、、という性格でした

突然、癌だと伝えたらその衝撃を考えると鬱になってしまうような感じでした

その為、入院後、母の様子を見ながら癌であること、その為に手術が必要であることを伝えました

鼻から管を入れ閉塞している腸にの負担が軽減でき少しゆとりが出来た状態になってから伝えました

しかも、その大学病院では手術を待っている方が多くて数か月待ち、、

この状態で数か月待ちって、、と考えながら

話は急展開。。

教授が手術を入れこんでくださいました

「早くやってあげなさい」と言ってくださったそうです

この背景には色々なことがあるのですが

それは置いておいて。。

入院後2週間で手術が出来る状態になりました(炎症反応も高かったし腸の状態の問題)

そして手術。。

5時間程度の予定が9時間かかりました

大腸がんは両手一杯程度の大きさで恐らく1000gはあったと思います

数カ所のリンパにも飛んで(転移)していました

十二指腸近くのリンパに転移していてリンパを取った時に十二指腸を傷つけたかも知れない、、その時は再度手術が必要だということでした

幸い十二指腸は問題なく退院しました

ステージⅣの癌なので抗癌剤治療も提案されました

抗癌剤治療を開始したものの点滴も内服薬も白血球が下がり継続できませんでした

副作用も強く継続できませんでした

そんな母は4年間再発することなく生活できています

先日、母は半年ぶりに検査の為に大学病院へ行きました

主治医が退職されたみたいです

そして新たな主治医は母の手術に関わって下さったドクターでした

母に「あの癌は大きかったですね」と言われたそうです

又、「娘さんにも宜しくお伝えください」とも。。

あの手術の後、大学病院からかかりつけ医に結構な資料を持たされました

貴重な症例をご紹介頂いてありがとうございます

との文面もありました

あの癌であの治療でこの経過。。

滅多にないだろうな、、と今でも思いますし

有りがたく思っています

手術前にも癌の為に食事量が減り、また様々な要因で栄養状態も悪くなっていたので

栄養状態改善の為に工夫しました

抗癌剤治療中は思うようにお食事もとれないので少量で栄養価の高いもの

そしてお腹の負担も考えながら準備しました

喉元過ぎれば熱さを忘れると言いますが

改めて健康の大切さを考えます

母に睡眠導入剤を処方した医療機関へはチクリと一刺ししておきました

同じ医療従事者であり悪意はないと思いますし

人間誰しも完璧ではありませんが

この母のかかりつけ医は腫瘍マーカーが正常値だった、、と言われました

腫瘍マーカーとは転移するような進行癌で高値となるようなデータであって

このデータの指標は早期発見とは別ものだと思います

症状がある患者に対して睡眠導入剤は危険です

烏滸がましく思いましたし

地域に寄り添う医療機関であって頂きたいと思います

その後にこの母のかかりつけ医だった医療機関のコラムを読ませて頂きました

詳細は書かれていませんでいたが精進していきます

と書かれていました

様々なことがありつつ健康を取り戻すことができて良かったですし

母も現実的に自分を見つめるようになりました

皆様もご自愛ください